不同沈下とは
建物の外壁や基礎部分をひび割れをご覧になったことはありますか?または、床にビー玉を置くと、止まらずに転がる様子をご覧になったことはありますか?
これらはまさに不同沈下が原因となって起こる現象です。不同沈下とは建物がふぞろいに沈むことを言います。家全体が均等に沈下するのではなく、一方向に斜めに傾くような状態のことです。 不同沈下が起きると建物自体の資産価値を著しく低下させます。ドアや窓の開閉が不自由になったり、床が傾いたりします。 地盤強度にばらつきのある敷地や、軟弱地盤に何の対策も施さないで家を建ててしまうと不同沈下が起きてしまうリスクがあるわけです。
不同沈下の原因について
1.敷地の地盤が軟らかかった。
もともと地盤が軟らかい場合、家の重さを支えられなくなり、基礎が地盤にめり込んでいく形で進行する。
2.敷地内または近隣で、盛土、掘削、埋め戻しが行なわれた。
もとの地盤が盛土を支えきれなければ沈下する。
また、埋め戻した場合、埋め戻された地盤が収縮して、不同沈下が発生する。
3.大雨や地震などで、地盤が傾いたり崩れたりした。
自然災害等の影響で不同沈下が発生する。
4.不同沈下の工事にミスがあった。
不同沈下の工事にミスがあった場合、不同沈下が発生することがある。
不同沈下にはここにあげた以外にも数え切れないくらい多くの原因があります。